2010年5月29日土曜日

沖縄の普天間基地移転に関するNHKのラジオニューを聞いて

訂正のお詫び
以下文中にある「クロ男」君は「タカシ君の誤りでした。
「クロ男」君はブラックジャック医師の本名でした。

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沖縄の普天間基地移転に関するNHKのラジオニューを聞いて
手塚治虫さんの漫画「ブラックジャック」の一節を思い出しました。

それはブラックジャック医師の顔皮膚の白黒のことについて、です。
原作に忠実にと思い漫画本探してみたのですが見当たりませんでした。
ですのでもし誤った箇所があれば、ぜひTwitterの方へご連絡を宜しくお願い致します。


以下、内容です。

幼き日に起こった事故の結果、全身の皮膚移植を余儀なくされたブラックジャック少年。
手術を執刀された先生は「誰が子どもの皮膚をくれないか?移植には新鮮な皮膚が必要なんだ。」とブラックジャック少年の通う学校の生徒達に助けを求めます。
でも誰も手をあげることはできません。

刻一刻と手術ができる限界の時間が近づきます。
そのとき一人の少年が「ボクいいよ」と手をあげてくれました。
彼の名は「クロ男」君と言って、両親のいない子どもでした。
またご両親のどちらかは黒色人種の方でした。
「クロ男」君は彼の臀部の皮膚を提供してあげました。
手術は無事成功、ブラックジャック少年は一命を取り留めます。

医師になることを決意したブラックジャック少年はやがて医大に進みます。
ある日、ブラックジャック青年に同級生が「君の顔、酷いな。まるでツギハギみたいだぜ。皮膚移植を受けたらどうだい。腕の良い医師を紹介するよ」と。

そこでブラックジャック青年は「これは幼い日、大切な友人が僕にくれた皮膚だ。その友人への感謝の気持ちを込めて、この皮膚は絶対に変えない」と。

以上、内容終わります。



とても感激をした一節でした。
もし私が親の立場であったら、きっと我が子の皮膚を移植手術に提供するのは躊躇すると思います。
そしてもし私が「クロ男」君の立場だったら、自らの皮膚を進んで差し出せる事ができるのだろうかと。

今回の沖縄の普天間基地移転に関する問題も根幹は似ていると思いました。
基地設置はしなければならないこと、でもどこも受け入れたくない。
どこかで誰かが傷みをこらえて受け入れなければいけない問題なのかと。


最後に、今回の普天間基地移設の問題は
日本の在り方を再考するための、とても良い機会になること信じて終わりにさせて頂きたいと思います。

拙い文章を最後まで拝読下さり、どうもありがとうございました。