2010年1月9日土曜日

江戸時代

江戸時代
1603年~1867年迄
徳川家康が征夷大将軍に任ぜられ、1603年江戸に幕府が開かれた時を始まりとし、1867年に大政奉還するまでの264年間を指す。

江戸の三大改革について
メモ:「享保の改革(将軍:徳川吉宗)」、「寛政の改革(将軍:松平定信)」、「天保の改革(老中(ろうじゅう):水野忠邦)」の時代を
今日(きょう)、寒天(かんてん)、食べたで覚えよう!


徳川家康
1600年に関が原の戦いに勝つ
1603年に征夷大将軍になり江戸に幕府を開く。
1614、1615年に大阪夏の陣・大阪冬の陣で豊臣家を滅ぼす。
朱印船貿易をすすめる。
*日宋貿易は平清盛(平安時代末期から鎌倉初期)
*日明貿易は足利義満(室町時代初期)



徳川吉宗
享保の改革を行った8代将軍。
公事方御定書の制定
目安箱の設置
新田開発
紀州藩主の四男として生まれ


享保の改革(1716年:非難いろ(1716)いろ、でも成功!)
8代将軍徳川吉宗の政治改革
参勤交代を一部緩めた
上米の制を定める
新田開発を進めて年貢の率を引き下げた
公事方御定書を整備する


公事方御定書(くじがたおさだめがき)
享保の改革で徳川吉宗が定めた法律
裁判の公正を図った


大塩平八郎の乱
1837年(いやみな(1837)政治に大塩ふりかける!)にもと大阪町奉行所の役人であった大塩平八郎が門弟300人ほどで大商人を襲った
米や金を貧しい人々に分けようとした
この乱は1日でしずめられた



田沼意次
18世紀後半に老中になり政治を行う
株仲間結成を奨励し税を取る
天明の飢饉など災害が続き失脚する
銅の専売制度を実施
海産物の輸出奨励
蝦夷地の開発



松平定信
1787年(1787年粋な花 (1787) 咲く寛政の改革!)に寛政の改革を行う
政治批判を禁じたり出版を厳しく統制したので、人々の反感をかった


寛政の改革
1787年((1787年粋な花 (1787) 咲く寛政の改革!))から老中松平定信が行った政治改革
幕府の学校での朱子学以外の講義禁止
旗本・御家人の札差からしていた借金帳消し
農村の復興の為に農村に倉を設けたり、食品作物の栽培を制限
湯島に昌平坂学問所を作った
出版を厳しく統制した



水野忠邦
1841年(人は良い(1841)んだ水野忠邦)に天保の改革を行った老中
株仲間(→商工業者の同業組合)の解散をさせた(田沼意次が奨励したんだけどね・・・)
上地令を出した


天保の改革
1841年(人は良い(1841)んだ水野忠邦)に老中水野忠邦の政治改革
外国船打払令を緩和する
厳しい倹約令を出す
農民が江戸に出稼ぎに来るのを禁止する
出版や風俗を取り締まる
株仲間の解散
印旛沼(いんばぬま)千葉県北西部を開拓



ペリー
1853年に神奈川県の浦賀に来航する
1854年に日米和親条約を結ぶ



井伊直弼
1854年に日米和親条約を結ぶ
反対派を安政の大獄で弾圧する
桜田門外の変で暗殺される



坂本竜馬
土佐藩出身(現在に高知県)
1866年に薩長同盟の仲立ちをする



親藩(しんぱん)
徳川氏一族の大名をさす
尾張・紀伊・水戸は御三家という
江戸の周辺や重要地に配置された



譜代大名(ふだいだいみょう)
古くからの徳川家の家臣である大名をさす



外様大名
関が原の戦い以後に徳川家に仕えた大名のことをさす



武家諸法度
江戸幕府の大名統制策
参勤交代
城の新築を禁止
大名家同士が無断で結婚関係を結ぶ事を禁止した



参勤交代
大名を1年おきに江戸と領国に済ませる江戸幕府の政策
大名の経済を逼迫させた


禁中並公家諸法度
天皇や公家の行動を制限する
天皇や公家に政治力を持たせない様にし


慶安のお触書
江戸幕府が農民を統制して、確実に年貢を治めるために出した法令



外国船打払令
1825年に出された命令(人は2個(1825)の剣で外国船を打ち払う!)
アメリカの商船を打ち払うという事件が起こった
蘭学者の渡辺崋山と高野長英は外国船の打ち払いを批判する書物を書き幕府に厳しい処罰を受けた




鎖国
幕府による禁教、貿易統制、外交独占の体制の事
中国とオランダが長崎に限って貿易を許された



独立宣言
1776年にアメリカが発表
独立戦争に勝ったアメリカは人民主権・連邦制・三権分立を柱とする民主的な合衆国憲法を定めた


フランス革命
1789年に起こった革命
身分の特権を廃止し自由,平等,人民主権,私有財産の不可侵などをうたう人権宣言が発表される


ルソー
『社会契約論』を著した啓蒙思想家
フランス革命に大きな影響を与えた



人権宣言
1789年のフランス革命の時に国民議会が出した宣言
自由・平等・国民主権を宣言


ナポレオン・ボナパルト
フランス革命後に皇帝になり、帝政を開始した人物
ヨーロッパの大部分を支配す


産業革命
手工業から工場制機械工業への転換に伴う社会・経済の変化をいいます
18世紀にイギリスで綿工業から始まる
資本家と労働者を中心とする、資本主義社会が確立することになる
蒸気機関車の走る鉄道が広まり、製鉄、機械、車両、造船、武器などの産業が発達
19世紀のイギリスは世界の工場と呼ばれた



資本主義
生産のもとでになる資本を持つものが労働者を雇って生産する仕組み
利益を目指す競争社会



社会主義
資本主義を批判して共同体を目指す考え方



ワシントン
アメリカ独立戦争時の総司令官
独立後に初代のアメリカ大統領になる



リンカーン
アメリカの大統領
南北戦争時お演説で「人民の人民による人民の為の政治」を訴えた
1863年に奴隷解放宣言を出す



アヘン戦争
アヘンの密輸をめぐる1840年の中国(清)とイギリスの戦争
清が敗れて、南京条約を結ぶ
清はイギリスに香港を譲る(1997年、香港は中国に返還された)



太平天国の乱
アヘン戦争の戦費や賠償金の為に清政府が重税を課した為の反乱
この混乱に乗じてイギリスとフランスは北京を占領
清に市場の開放やキリスト教の布教を認めさせた


ペリーの来航
1853年
人はいつ見 (1853) た黒い船



日米和親条約
1854年(いい歯 (18) ブラシでゴシ (54) ゴシと)に、2度目にきたペリーと結んだ条約
下田(静岡)と函館(北海道)を開港する



日米修好通商条約
1858年(一番怖 (1858) い通商条約)に、大老井伊直弼とアメリカ総領事ハリスが結んだ条約
函館・神奈川・長崎・新潟・兵庫の5つの港を開港する。下田は閉鎖する
領事裁判権(治外法権)を認めて、関税自主権の無い不平等条約
朝廷の許可を得ずして結んだ条約



安政の大獄(あんせいのたいごく
1858年(安政5年)から1859年(安政6年)にかけて、江戸幕府が行なった弾圧である。
一派号泣(1859)安政の大獄



桜田門外の変
1860年(人が群れ (1860) なし桜田門)に江戸城の桜田門外で井伊直弼が水戸藩(今の茨木)などの浪士に暗殺された事件
日米修好通商条約を勝手に締結したため恨みをかった



吉田松陰
長州藩出身の思想家。幕府の政策を批判して尊王の考えを持っていた。
松下村塾で、高杉晋作、伊藤博文らの明治維新で活躍する人物を教育して幕末の思想に大きな影響を与えた
安政の大獄によって処刑された


生麦事件
1862年に東海道の生麦村で大名行列を横切ったイギリス人を薩摩藩が殺害した
日米修好通商条約を結ぶ



尊王攘夷運動
攘夷(外国を打ち払う)は天皇の意思だとする運動
表面上の意味は「天皇を尊び異国を打ち払う」こと
実は徳川の江戸幕府を倒し新しい時代を作るための大義名分


四国艦隊砲撃事件
尊王攘夷運動の中心にあった長州藩が下関(関門)海峡を通過する外国船を砲撃し、その報復にイギリスなどの四国艦隊から攻撃を受け砲台を占領された
四国とはイギリス、フランス、オランダ、アメリカのこと




薩長同盟
1866年に薩摩藩と長州藩が討幕を目指して結んだ同盟
場所は薩摩(熊本)と長州(山口)
土佐(高知)藩出身の坂本竜馬が仲立ちをする



大政奉還
1867年(一夜むな(1867)しく大政奉還)に江戸幕府の最後の将軍15代徳川慶喜(とくがわよしのぶ)が朝廷に政権を返上したこと



王政復古の大号令
薩摩藩の西郷隆盛や公家の岩倉具視(いわくらともみ)たちが朝廷を動かして出させた
天皇の政治に戻す宣言
徳川慶喜に対して官職や領地の返上などを命じた



戊辰戦争(ぼしんせんそう)
王政復古の大号令を不満とした旧幕府軍と新政府軍の戦争
1868年の1月に鳥羽伏見(京都)ので戦争を起こしたが幕府軍の敗北
1869年に旧幕府軍を全て降伏させた


朝鮮通信使
朝鮮通信使(ちょうせんつうしんし)とは、日本へ派遣された李氏朝鮮の使節。
豊臣秀吉はかつて朝鮮に侵略したため嫌われていた
それを徳川家康が関ヶ原の戦いで倒したので、朝鮮は徳川家康を祝賀した
以来、徳川家の将軍が変わるたびに祝賀のため来日。
朝鮮との外交は対馬藩(長崎)があたる
雨森芳州(あめのもり ほうし)が通訳



天下の台所
江戸時代の大阪の呼び名
諸藩の蔵屋敷が置かれ、大阪は商業の中心地だ
蔵屋敷(くらやしき)とは、米や特産物などを販売する為に幕府や諸藩が大阪などに置いた屋敷


寺子屋
江戸時代、読み・書き・そろばんを中心に教えた庶民の教育機関



朱印船貿易
徳川家康が西国大名や商人に朱印状を与えて行った貿易
東南アジア各地に日本町が栄える
朱印船は、朱印状(海外渡航許可証)を得て海外交易を行った船の事


商品作物
売るために生産する作物のこと
綿・麻・染料に使う、あい・紅花・油をとるための菜種などを栽培した



千歯こき
江戸時代に発明され、こきばしに代わって使われた脱穀の農具
→効率化



東廻り航路
東北地方の米や作物を江戸に運ぶ航路



西廻り航路
東北地方・北陸地方の米や作物を大阪に運ぶ航路



島原・天草一揆
1637年に島原・天草地方の農民らが起こした一揆
天草四郎たちがキリスト教禁止と重税に反対し原城で幕府軍と戦う



絵踏
役人の前でキリストや聖母マリアの像を踏ませる。
キリシタンであるかないかを調べた。もし絵踏(踏絵を踏む事)を拒んだ場合はキリシタンとして逮捕、処罰される。


シャクシャインの乱
17世紀後半、松前藩(北海道)の不公正な貿易などに対してアイヌの人々がシャクシャインを指導者として蜂起した乱



新田開発
幕府や各藩が年貢米の増収をはかるために行った大規模な開墾
耕地面積は豊臣秀吉の時代の約2倍に増えた
徳川吉宗の享保の改革



両替商
金銀を交換する商人
江戸の三井や大阪の鴻池の様な有力なものも現れ大名の財政に影響を及ぼした



菱垣廻船
江戸時代に、大坂などの上方と江戸の消費地を結んだ廻船(貨物船)
木綿・菜種油・酒・しょう油など江戸の住民の日用品が送られた。



樽廻船
江戸時代に、主に上方から江戸に酒荷を輸送するために用いられた廻船(貨物船)
酒樽積廻船、酒樽廻船、樽船とも呼ばれる
大阪の商人が始める



元禄文化
上方(大阪/京都)で栄えた
高尚でゴージャス
井原西鶴の浮世草子(今の小説)。代表作は「日本永代蔵」「世間胸算用」
松尾芭蕉が俳諧を大成。代表作は「奥の細道」
近松門左衛門の人形浄瑠璃(今の人形劇)。代表作は「曽根崎心中」
菱川師宣(ひしかわもろのぶ)の浮世絵。代表作:「見返り美人図」
建築では日光東照宮(栃木)…家康を祀る。世界遺産に登録



化政文化
江戸で栄えた
庶民的
小説
十返舎一九(じゅっぺんしゃいっく)。代表作は「東海道中膝栗毛」
滝沢馬琴(たきざわばきん)。代表作は「南総里見八犬伝」
浮世絵
葛飾北斎(かつしかほくさい)。代表作は「富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」
歌川(安藤)広重。代表作は「東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)」




百姓一揆
18世紀頃に起こった百姓の一揆
多く野村が団結して領主に年貢の軽減や不正な代官の交代などを要求する
大名の城下に押し寄せる事もあった



打ちこわし
都市で米の買占めをしている商人に対する暴動
商人の倉などを襲った




昌平坂学問所(しょうへいざかがくもんじょ)
湯島(東京都)に作った施設
朱子学を学ばせて、人材の登用をはかっ



札差(ふださし)
元々は旗本・御家人の年貢米を金に買える業者
金融業も営む様になり、富裕になっていた



国学
18世紀後半には、本居宣長(もとおりのりなが)が「古事記」を研究して「古事記伝」をあらわし大成させた
天皇を尊ぶ思想と結びつき幕末の尊王攘夷運動に影響を与える



蘭学
西洋の学術・文化を研究する学問
杉田玄白らの『解体新書』の出版を基礎に発展した



伊能忠敬(いのうただたか)
19世紀はじめに西洋の測量術を取り入れ、日本全国の沿岸を測量する
死後、日本全図がまとめられる。




反射炉(はんしゃろ)
高温によって質のいい鉄を製造
薩摩藩や長州藩で武器などを盛んに作った



クロムウェル
イギリスの清教徒革命の指導者
国王の処刑後、独裁政治を進める



ムガール帝国
インドにあったイスラム教徒の国
インドの大反乱の最中にイギリスを滅ぼされインドは植民地とされる



権利の章典
名誉革命後にイギリス国王が発布
国民の自由と権利が保障され議会の地位が確立する



地主(じぬし→反対語が小作農)
豊かな農民が貧しい農民の土地を買い占めて大きくなった農民のこと
逆に借金を返せずに土地を失った農民は地主から耕作地を借りて小作料を納める小作人になった



上杉鷹山(うえすぎようざん)(上杉治憲)
大規模な開墾と、質素・倹約を奨励した
桑や漆などの商品作物の栽培も奨励するほか、鯉の養殖も行った
上杉鷹山の政策で米沢藩(山形県)の財政はかなり栄えた


工場制手工業(英語だとマニュファクチュア)
製品を分業で仕上げる新しい工業の仕組み
大地主や都市の大商人が貧しい農村から出稼ぎに出てきた働き手を自分の作業所に集めた